先刻ご承知のことかも知れませんが、3年前の洪水の時の水位を示すバーがあるのですが、カレル橋のアーチの部分に到達しようという高さであったことに驚きを禁じ得ませんでした。完全に水没したはずの家々は日本とは異なり、石造りの家なので、流されるという事態には至らなかったのですが、家の中はいかばかりであったかと想像させられました。
また、プラハ旧市内のいわゆるビル群ですが、日本で言う1丁の区間に建つビル毎の間に隙間がないことを発見しました。ビルごとに色調が異なり、かつ、外観も異なるビルなのに、です。つまり、1丁もの長い区間ごとに大きなビルを建設し、表面だけそれぞれに個性を持たせたのでは、と想像するのです。
一概にそのことの良し悪しを評価できませんが、少なくともその結果として、凸凹の、そして何とも味気ない立方体の簡易なビル群を見慣れた私達日本人にとって、ビルの高さ、重厚な雰囲気で統一されたビル群が醸し出す街並みの雰囲気は、言うに言われぬ大人の落ち着きを感じたものです。大人、という表現を変えるなら、森の中から森を見ようとする日本人と、森全体を俯瞰しようとする西洋人の意識の違い、と言えるのでしょうかね。
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